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循環器の看護師の目標として、まず挙げるべき項目とは？
循環器の看護師の目標として、どんなものを挙げると、より成長できるでしょうか？循環器の病棟勤務経験から、考えてみました。
目次 [目次を隠す]
循環器の看護師の目標として、まずは「心電図を自信もって読める看護師」を目指す！
循環器の看護師の目標として、まずあげていただきたいのが「心電図を自信もって読める看護師」になることです。
国家試験や、配属前の事前勉強にて、「どれがP派で、どれがQRS波か」という基本的な部分は理解されていると思います。
しかし、実習時などで実際の心電図モニターを見ているとわかるように、歩いたり、寝ていたりなど患者さんの行動によっても、心電図は大きく左右されます。
その中でも、心電図の異常を早期に発見できること、これが循環器の看護師として求められるスキルになります。
循環器の看護師は、常にモニターを気にしながら仕事をしています。ナースステーションにいる間、アラームが鳴ったらすぐに確認し、その心電図が異常か正常かを判断します。
病棟に採用されているモニターのほとんどは、少しの「機械的判断」で、異常があればすぐにアラームがなります。機械は患者さんの行動までは判断できません。そのため、行動による波形の変化もすべて「異常」とし、アラームがなってしまうのです。
そのため、アラームごとにその異常が「様子をみていい異常」なのか、「すぐに患者さんの元へ観察に行かなくてはいけない異常」なのか、判断を、循環器の看護師が行わなくてはいけません。
心電図を見て、即座に今の病態と今後の経過について予測できるようになるのが理想ですが、せめて「この心電図はすぐに患者さんの観察が必要か否か」を自信をもって判断できることを、まず循環器の看護師としての目標としてあげられることを、お勧めします。
循環器の看護師の目標として「口渇を訴える患者さんの苦痛を少しでも軽減できるような看護師」を目指す！
循環器の看護師の目標として、「飲水制限をどうやって患者さんに守ってもらえるか」というのも大きなポイントとなります。
循環器の患者さんのうち、「健康のためには水をある程度飲まなくてはいけない」と考えている方は多いです。実際、飲水量の不足が原因で熱中症や脳卒中の悪化になるリスクがあり、健康番組でも積極的な飲水をすすめています。
しかし、循環器病棟に入院している患者さん、中でも特に心不全の患者さんは、「飲水制限」が治療にかかせないものの一つです。
看護師として、「いかに患者さんの苦痛を取り除くことができるか」が腕の見せ所となります。そして、「苦痛を軽減できる看護師を目指す」ことは循環器の看護師として働く上でよい目標の一つだと考えます。
一度にたくさんのお水を飲んでしまう方だったら、あえて子供用のコップを用意することで一回の飲水量を減らしたり、氷を少しずつ口の中で溶かすことで喉の渇きをいやすなど、患者さんの「飲みたい」という欲求を少ない水の量で補えるようにします。
何かを制限されるということは、患者さんにとって非常につらいことです。そのため、循環器の看護師として、「口渇を訴える患者さんの苦痛を少しでも軽減できる」ことを目標にすると、循環器の看護師としてのやりがいにもつながってくると思います。
循環器の看護師の目標として「循環器分野で取得できる資格の取得」を目指す！
循環器の看護師の目標として、「循環器分野での資格取得を目指す」ことも非常に有効だと思います。
看護師として就職、転職する場合、自分が希望しても通らないことが多いのが実情です。しかし、ここで自分の希望する科の資格を持っていることで、必ず通るとまではいきませんが、ある程度希望が通りやすくなります。
循環器関連の資格としては、「慢性心不全看護認定看護師」「循環器専門ナース」などがあります。
資格取得には、遠方での研修や取得試験など、様々なハードルがあります。また、仕事をしながらの受験勉強は、学生時代の受験勉強とはまた違った大変さもあるかと思います。
しかし、勉強内容はそのまま臨床の現場で役立つものばかりです。また、実地を経験しながら勉強することで、「あのときの先生が言っていたことはこういうことだったんだ」という理解にもつながります。
「いつか勉強しよう」と思っていても、日々の仕事で疲れてしまって、なかなか進まないのが実情だと思います。しかし、「○日に試験がある」と期限があることで、勉強もせざるをえない状況となり、自分を追い込むことができます。
私自身、臨床で働く中で資格を取得したことで、それまで苦手だった先輩から患者さんについて相談されるようになり、仕事上での人間関係にもいい影響を与えることができました。
そういった意味でも、循環器の看護師の目標として、資格取得を目指されることはぜひお勧めです。
循環器の看護師の目標 まとめ
いかがでしたか？
今回は循環器の看護師の目標について、お伝えしました。
日々の仕事に追われてしまって、なかなか仕事の目標を立てることができない方もいらっしゃると思います。「ただなんとなく仕事をしている」というあなたへ、私はぜひ転職をお勧めします。
転職し、仕事の環境を変えることで、仕事に対して目標を持つことができ、それが看護師として働くことへのやりがいにつながることができるかもしれません。
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執筆者情報
循環器の看護師求人を探してる？ 編集部
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